医療機器業界の転職ノウハウ

4 今後の転職作戦 転職市場の変化

今後の医療機器転職市場について

2025問題が2年先のこととして視界に入った今、過度の高齢化と国内マーケットサイズの縮小により国内の企業も減益減収を強いられ始めました。ここ数年前までは“売り手市場”の感が有った転職市場でしたがコロナ禍の影響も相まって日本を代表する企業においても希望退職、人員削減を余儀なくされている現実をTV、ネット、新聞・雑誌等で日々目の当たりにする様になりました。

そんな中で医療業界の医療機器企業は、新製品の発売等で健闘しており、他の業界ほどに求人数は減少していませんが、その採用条件は一段ハードルが高くなり、優秀な人材に絞り込む傾向にあります。

現在の医療機器の転職市場は
1 求人案件の条件・資格・人物像の傾向に変化ー職務経験内容、資格、能力レベルがよりシビアに具体的に!
2 求職者の増加(応募者数の増加)ー比較検討が行われ選考スピードの長期化傾向!

以上のように応募者にとって狭き門となり、適任な人材が見つからない場合は採用延期のケースも生じてきています。
すべての業界・業種・職種で言えることですが、採用のハードルは昨年と比べ数段高くなっています。今までであったら確実に内定がとれた人材が今年はNGとなるケースが見られます。また面接回数が増えたり、比較検討による選考期間が長くなったりと、より時間をかけてじっくり応募者を見極めようとする姿勢がうかがえ始めています。

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